論文

基本情報

氏名 田中 正樹
氏名(カナ) タナカ マサキ
氏名(英語) Tanaka Masaki
所属 大学 文学部 国際日本中国学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

陽明学としての現象学

単著・共著の別

単著

著者

田中正樹

担当区分

概要

明の王守仁(陽明)を祖とする修己治人の学である「儒学」の一学派「陽明学」と、カントの観念論を背景とし、論理学研究から出発したフッサールの「現象学」は、全く異なる文脈の中に存在する哲学・思想である。しかし、フッサール現象学の「志向性」や「超越論的還元」の概念と、陽明の「意」や「格物」の概念との類似、或いは陽明のフッサールの「志向性」概念の先取りに思われるのも由なしとはしない。本論は現象学が陽明学である(或いはその逆)ことを主張したいのではなく、相互の思想を対比することにより、それぞれの思想の理解の一助に資するのではないか、という試みである。特に陽明の「格物」理解に於いて、「物」を心の発動体「意」が付着する対象、つまり主客の関係性として現象する、とみる発想が、ノエマとノエシスとの関係と近く、それ故陽明の「格物」もフッサールの「現象学的還元」及び「エポケー」の主張との時空を超えた照応とみられるのではないか、ということを論じた。(本論考は2025年10月30日に中国寧波で開催された「寧波(余姚)陽明心学大会」での口頭発表をもとに、加筆・修正したものである。)

発表雑誌等の名称

陽明学

出版者

陽明学研究センター

第36号

開始ページ

1

終了ページ

19

発行又は発表の年月

2026/03/31

査読の有無

無し

招待の有無

無し

記述言語

日本語

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

国際・国内誌

国内誌

国際共著

ISSN

eISSN

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