『天地瑞祥志』に見る『山海経』の受容について-郭璞の影響を中心に
前田尊経閣所蔵の『天地瑞祥志』は日本にのみ現存する唐代の瑞祥志である。その「鳥・獣」の項目には『山海経』の鳥獣が多数記載されているが、その瑞祥としての選択基準には『山海経』の初の注釈者・郭璞の瑞祥観の影響が色濃いことを明らかにした。
『アジア地域文化エンハンシング研究センター報告書Ⅲ』
早稲田大学21COE地域文化エンハンシングセンタ-