『村上春樹と一九八〇年代』
宇佐美毅・千田洋幸編
執筆箇所「その力は弱いが故に誰にでも――村上春樹初期作品に見る他者認識の力学と軌跡」(pp.12-27) ・村上春樹の初期作品に見られる人称の使い分け(「我々」と「僕たち」)に着眼し、登場人物たちが抱える関係性の儚さ=疎隔感を、同時代状況との関連性のもとに考察した。具体的には『ノルウェイの森』の原型となった短編小説「螢」を採り上げた。
執筆箇所「その力は弱いが故に誰にでも――村上春樹初期作品に見る他者認識の力学と軌跡」(pp.12-27)
おうふう