「当事者と研究の間で」
岩渕功一・多田治・田仲康博編
カルチュラル・スタディーズ研究者の国際シンポジウム「カルチュラル・タイフーン」(2003年6月29~30日・早稲田大学)で企画された「沖縄」を巡る分科会をまとめたもの。該当部分は、「研究者」という立場にいる者が差別問題等を研究する際、時として、その問題の当事者をアカデミズムの中で「消費」し、その言葉を「収奪」してしまう危険性について言及した。
沖縄に立ちすくむ――大学を越えて深化する知
せりか書房