「生き延びるための「障害」――「できないこと」を許さない社会」
平成24年2月29日. 近年、「発達障害」という言葉が人口に膾炙している。しかし、その内実は難解で、分からない部分が多い。ただ興味深いのは、昨今、この障害名を用いて、自分の「生きにくさ」について説明しようとする人々が増えているという点である。本評論では、なぜ「生きにくさ」を抱える人々が、自分の苦手なことや「できないこと」に関して、この障害名を用いて説明したがるのかについて解説した。
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