「猥本出版の王・梅原北明と昭和エロ・グロ・ナンセンス」
昭和エロ・グロ・ナンセンスの潮流のなかで猥本の出版で席巻した梅原北明について、その美術との関わりを論じる。梅原が使った美術は、古今東西、浮世絵、プロレタリア美術、アヴァンギャルド、耽美派など美術の多方面に及び、あらゆる欲望を肯定する姿勢がうかがえる。
『芸術新潮』
新潮社