「再帰的な動作をあらわす動詞と名詞とのくみあわせ」について~着衣動作と脱衣動作をあらわす動詞を中心に~
平成24年2月、連語論研究大会(下記)での発表をもとに、いただいたコメントと新たな分析データなどをくわえ、書きおろしたものである。本稿は、形態論的に特徴づけられていない日本語の動詞における再帰的な動作をあらわす動詞のうちの、「きる」「はく」「ぬぐ」などのような着衣動調、脱皮動調と名詞とのくみあわせについてしらベた。連語論的なアプローチの観点から日本語を母語としない学習者への指導の可能性を示唆する。 (9ページ)
国際教育
千葉大学国際教育センター
第5号
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