謝霊運詩考―刹那と伝統―
六朝最大の詩人謝霊運の詩作の傾向を閲歴毎にまとめ、老荘思想に傾いた時期から仏教色の強い時期を経て、晩年の詩人が最後にたどりついた境地が「就義」という刹那的な感動と、また強い伝統意識であったことをその生涯と詩作から検討した。 33ページ
九州大学文学部紀要文学研究
第84輯