講演会だより
本稿は、平成二九年度都留文科大学国語国文学会春季講演会における藤原茂樹氏(慶応義塾大学名誉教授)の講演を受けて「遊び」の定義を再確認いつつ、縄文・弥生時代における出土品の位置付けを行ったものである。例えば勝手野古墳群出土の装飾付須恵器や清水風遺跡・坪井遺跡の土器片からは広義の遊びの片鱗がうかがえ、古代における祭祀のありよう及び古代文学の解釈につながる要素が見られることを指摘した。
都留文科大学報
都留文科大学
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