『丹後国風土記』逸文「奈具社」における呼称考
『丹後国風土記』逸文「奈具社」に使用された呼称について検討し、当該記事が中央の神を地方の神として取り込むために漢籍の知識を使用していることを論じた。古代日本において中央と地方をどのような関係として理解するかという問題に対し、中央の論理において地方の神が形成されていくありようを説いた。
『都大論究』
東京都立大学国語国文学会
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