著書

基本情報

氏名 小山 聡子
氏名(カナ) コヤマ サトコ
氏名(英語) Koyama Satoko
所属 大学 文学部 歴史文化学科
職名 教授
researchmap研究者コード 1000312851
researchmap機関 二松学舎大学

書名

「末法の世における穢れとその克服」今井雅晴編『中世仏教の展開とその基盤』

著書担当区分

単著

著者(翻訳者)

招待の有無

原著者

概要

本稿では、末法の世における救済の構造について検討した。平安時代中期以降の救済の構造は、本尊が絶対的救済力を持つのではなく、本尊の命令を受けて働く童子の存在が重要であった。なぜならば、阿弥陀仏をはじめとする仏は、源信の『往生要集』の影響によって、娑婆世界における穢身や穢土の穢れを嫌うと信じられていたからである。仏の代わりとしては、童子が救済にあたると信じられた。なぜならば、童子は穢れにかかわらずに救済にあたることができる存在だと考えられていたからである。
このように本稿では、末法の世における救済においては、童子が不可欠であったことを明らかにした。

国際共著

査読の有無

著書種別

学術書

担当範囲

「末法の世における穢れとその克服」

担当ページ

256~280

発行所

大蔵出版

発行年月

2002/07

ページ数

記述言語

DOI

ISBN

ASINコード

形式

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